営業もフロントも、本質は同じだった
新卒入社3年目を迎えた2024年。社内公募制度を活用して、ずっと希望していた営業部へ異動しました。ホテル業界の営業と聞くとイメージが湧かないかもしれませんが、法人営業では新規オープンとなる施設の紹介を中心に、出張などのニーズがある企業様にアポイントを取り、ホテルと長期のご契約をいただくことがミッションです。
営業を希望した理由は、スキルアップのため。決まった会話が中心のフロントと比べて、雑談やなにげない会話の中からお客様のニーズを引き出す必要があるため、さらに自身のコミュニケーションスキルが磨けると思ったんです。
今は異動してまもなく、まだまだ出来ないことも多いですが、実はすでに営業として転機となる出来事がありました。それはあるお客様からアポイントの際に「ルートインでうちの商品を扱って欲しい」と想定外の逆営業を受けた時のこと。その時はパニックになってしまい、「担当が違うので分かりかねます」と返してしまいました。
自分の対応に満足ができず「なんと返せばよかったんだろう…」と悩み、改めて上司に相談しました。その時に言われたのが「フロントと同じ感覚で、とにかく目の前のお客様を第一にすれば、きっとうまくいくよ」という言葉でした。
フロントでお客様を迎えた時の自分であれば、もっと機転を利かせてお客様に寄り添ったコミュニケーションが出来ていたはず。出来ていたことが出来なかった悔しさはありましたが、フロントも営業も、根本の部分は一緒なんだ、と気づけた出来事でした。
フロント業務で培った初心を忘れずに、目の前のお客様に全力で向き合える営業になること。それが今の私の目標です。